ディズニー実写映画「クルエラ(Cruella)」のネタバレあり感想・レビュー!プラダを着た悪魔×JOKER風お洒落カリスマ闇落ち作品!

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こんにちは!ぽぱいんです!


この記事でわかること
・クルエラのストーリー
・こんな作品と似ている部分がある
・こんな方におすすめの映画

この記事ではディズニー実写映画「クルエラ(Cruella)」の感想を語っていきます!

ネタバレを含む内容になっていますので、内容を知りたくない方はご注意ください!

ぼくのディズニー歴などはカテゴリ「ディズニー」に記載しているので気になる方は読んでもらえると嬉しいです♪

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ディズニー実写映画「クルエラ(Cruella)」のネタバレあり感想・レビュー!プラダを着た悪魔×Joker風お洒落カリスマ闇落ち作品!

クルエラは2021年5月27日・28日に全国の映画館と動画配信アプリ「Disney+」で公開されました

映画化が発表されたときはとても興奮しました!

クルエラは101匹わんちゃんに登場する白と黒の髪が特徴的な悪者で、毛皮のコートを手に入れるためにダルメシアンの子犬を誘拐する極悪人です
101匹わんちゃんの印象ではかなりの恐ろしさで、ディズニーで最悪のヴィランとも言われています
わんちゃんが大好きな僕は幼い頃にみて結構なトラウマを植え付けられています、、、

こんなクルエラですが今作ではあの「ラ・ラ・ランド」の主演女優であるエマ・ストーンが配役を務めています!
知ったときにはピッタリだと思いましたね
実際に見たあともその感覚は変わらず、この上ない配役だとおもいました!

クルエラはディズニーシーでもたまに街に現れるのですが、この方がとてもキレイなのでエマ・ストーンは僕の中の印象とマッチしていました

映像や音楽もクルエラのイメージ通りダークでパンクな要素をたくさん盛り込んでいて、よりカッコよさを引き出していました!

さてこんなクルエラがどのような内容の作品になっているのか、これから紹介していこうと思います!

ではいきます!

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クルエラの3つの見どころ

ここではクルエラの3つの見どころについて紹介したいと思います

・悪の成り上がりストーリー
・ファッショナブルで派手な演出
・独特な復讐劇

悪の成り上がりストーリー

最近は「Joker」(2019年)をはじめとした悪役の物語がヒットの流れをみせていますね!

スターウォーズのダースベイダーなど名作に名悪役はつきものです
彼らには彼らなりの正義や主張があり、それを掲げて行動しているに過ぎません
ただし本編ではそのことは深く語られず、どういう経緯で悪が誕生するのかは本作のようなスピンオフで語られるんですね

このクルエラをみてみると彼女に感情移入してしまう部分もありました
辛く苦しい経験や、生まれ持ったものなどどうしようもないことから悪が生まれてしまうのかもしれないですね

ファッショナブルで派手な演出

クルエラのファッションはパンクで超ド派手

クルエラ以前の流行りのファッションはゴージャスで洗練されたものが主流のようでした
ただクルエラの旋風によってこの価値観が覆されることになります!

大衆はこれが未来だと言わんばかりに魅了され、私達観客も興奮に包まれます!

独特な復讐劇

ファッションのガチンコバトルで敵の名誉を傷つけるのがクルエラの復讐

復讐というと敵の肉体を傷つけるようなイメージですが、本作のような復讐劇はみたことがありませんでした

クルエラは悪のカリスマではありますが、陰湿ではなく実力で真っ向勝負を仕掛けるのがとても爽快でしびれるポイントです!

「クルエラ(Cruella)」の登場人物・ストーリー

ここからはクルエラの登場人物とストーリーについて紹介していきます!

クルエラの主な登場人物

ポスターにもなっている主な登場人物はこのようになっています

・クルエラ
・バロネス
・ジャスパー
・ホーレス
・アニータ

クルエラ(本名「エステラ」)

クルエラはタイトルにもなっているとおり本作の主人公ですが、本名は「エステラ」

二重人格に近い性格をしていて、いい人のときは「エステラ」悪い人のときは「クルエラ」というイメージです

もともと101匹わんちゃんに悪役として登場する人物ですが、この作品ではクルエラがどうしてあんな極悪人になってしまったのかという半生を追う物語になっています

「エステラ」として夢であったファッションデザイナーになった彼女が、悪名高い「クルエラ」に生まれ変わったワケとは、、、

バロネス

バロネスはカリスマファッションデザイナーとして名を馳せている巨匠ですが、その輝かしい功績とは裏腹に日々の行いは極悪人そのものです

一言でいうと「パワハラ上司」で優秀なデザイナーたちをゴミのように扱い、利益はすべて自分のもの、、、といった感じ

そんな悪のカリスマが目をつけたのが天才デザイナー「エステラ」
才能を認めていたのでアシスタントに就けてそばに置いているうちに、エステラがバロネスのあることに気づきます、、、

ジャスパー&ホーレス

二人は少年時代に親をなくし、帰る家がないため泥棒コンビを組んで生活しています
いつもどおり泥棒をしているときに迷子のエステラと出会い、そこからトリオとして生きていきます

エステラの一番の理解者であって、泥棒とはいえとても人情にあふれているふたり

101匹わんちゃんではクルエラに逆らえない子分みたいな感じですが、本作ではクルエラの間違った行動に首を突っ込めるいい奴らです

アニータ

アニータはエステラの小学校自体の友達で、大人になってからはジャーナリストとしてバロネスを追いかけて記事にしています

あるときクルエラとなったエステラと再会し「クルエラを追いかけるジャーナリスト」になって欲しいと頼まれ、言われたとおり記事を量産していきます

世間にクルエラの名を轟かせた人物そのものです

少しもギモンを持たずにクルエラの話に乗っかってるこの人もなかなかのサイコ野郎だなって思いました

クルエラのストーリー

ここからはストーリーについてです
章を区切って感想とともに書いていきます!

幼少期

このお話はクルエラの幼少期からはじまります

心優しい母親に育てられているクルエラは母親譲りで普段はとてもいい子
ですが時々凶暴な人格が出てきてしまうちょっとした問題児です

小学校にあがりアニータと出会いますが問題を起こしてばかりで退学させられ、アニータとも離れ離れです

母親と車で街を出る途中、お金持ちがパーティーを楽しむ大きなお屋敷に立ち寄ります

「車で待っていてね」と母は赤い宝石の入ったネックレスをクルエラに渡し車から降り、遠くで誰かと話をはじめました
ファッションが大好きなクルエラはすきを見て車から降りてパーティー会場に侵入してしまいます

ところが警備に見つかり番犬のダルメシアンに追いかけられます
もう捕まると思ったところダルメシアンはクルエラを素通りし、母に向かっていき崖から突き落としてしまいました

母の死で悲しみに包まれながらも自分がいるのがバレるとまずいので逃げることしかできません
母から受け取ったネックレスも落としてしまいます

やっとの思いで会場から逃げ出しロンドンに到着すると2人の男の子が話しかけてきていました
泥棒のジャスパーとホーレスです
二人と仲良くなり一緒に生活することになり、自分は髪を染めてエステラとして生きていきます

泥棒時代〜アジトの火災まで

ここで幼少期から10年が経ち大人になったエステラの物語が始まります

ファッションセンスを武器にホテルなどの衣装を完璧にコピーしてお金持ちから金品を奪って生活していたある歳の誕生日、ジャスパーとホーレスから最高級ショップ「リバティ」の採用通知をもらいます

ひょんなことから夢のファッションデザイナーとして働けると思ったら配属先はただの清掃員
あるとき仕事のストレスから店のショーケースをめちゃくちゃに飾り付けしてしまいます

ここで人生が変わります

店に来た「バロネス」がその飾りに目をつけ、自分のデザイナーとして働くようクルエラをスカウトします

バロネスはパワハラ上司ですがエステラはそれでも順風満帆にデザイナーとして力をつけていきます

そんなある日にバロネスが赤い宝石の入ったネックレスをしているのを見つけます

バロネスいわく「雇っていた女に盗まれていた」とのこと
母を侮辱されたクルエラはこの女からネックレスを奪い返すことを心の中で決意します

会社の構造からなにから全て頭に入れ、ジャスパーとホーレスとともにパーティーの日に襲撃することを計画します
エステラは自分が悪の「クルエラ」としてパーティーを荒らし、警備の目を引きそのすきにホーレスが奪うというものでした

そして来たる日計画通りに事を進めていましたが、ネックレスは予定の場所にありませんでした
バロネス本人がつけていたのです

ここからエステラはクルエラとしてバロネスの行く先々に登場し、場を荒らして彼女を汚しつづけます
小学校の友人で記者になったアニータにこの記事を量産させ、世間にもバロネスを倒すファッション界のカリスマとして名を馳せていきます

それを続けていくうちにバロネスも反撃に出て3人を拘束することに成功し、焼殺してしまいます、、、

目が覚めてからラストまで

ところが目が覚めてクルエラは生きていることに気づきます、、、
炎に飲まれる前にバロネスの手下だと思っていた執事に救出されていました

そこで衝撃の事実を告げられます

なんとクルエラはバロネスの捨て子だったのです
そして父親の遺産はすべてクルエラに相続されていました

クルエラは自分を捨てた上に育ての母を殺したバロネスにもう一度復讐を計画します

そして復讐の舞台であるパーティーの日、エステラはクルエラとしての正体を明かしバロネスに崖から突き落とされます
これは計画のうちで、パーティーの参加者と警官がこの一部始終を目撃するよう仕向けていたのです

バロネスは当然逮捕されエステラは突き落とされた際にグライダーで海に着水していました

エステラは世間的にはバロネスに殺されたので、余生はクルエラとして生きていくことになります

最後にクルエラは「もう一つやりたいことがある」と言い、アニータにダルメシアンをプレゼントし閉幕します、、、

「クルエラ(Cruella)」の感想

ここから僕の感想です!

ストーリーと同じく章を分けて書いていきます!

幼少期の感想

もうここまでの時点で悲劇的すぎる展開でしたね
ディズニーらしいお笑い要素も含みつつだったので恐ろしさは少し緩和されていましたが、すでにダークな世界観に引き込まれていました
とくに母が崖から落とされるシーンは衝撃でしたね、、、

この時点で、物語全体のキーとなる赤い宝石のネックレスが登場していましたね
何かありそうだなとは思いながら見ていましたが、最後にバロネスと親子という伏線回収が待っているとは思っても見ませんでした
育ての母親との性格の違いには最初から違和感を覚えていたので気づいておきたかったです笑

また母がダルメシアンに襲われるシーンですが、バロネスの笛の音は入っていたんでしょうかね?
もう一度鑑賞したときに確認してみたいです!

泥棒時代からアジトの火災までの感想

このあたりは特に派手なシーンが盛りだくさんでずっと見入ってしまいましたね
序盤はプラダを着た悪魔のように、パワハラ上司のアシスタントとして奮闘する描写が印象的でした
後半はエステラの中のクルエラが目を覚ましていく様子がまるでバットマンの宿敵Jokerのようでしたね

きっと同じような感想を持たれた方は多いのではないでしょうか

挿入曲もジャズとパンクを使ってお洒落さと派手さを表現されていたように感じます

このあたりでぜ引っかかる部分があるのですが、、、
警察弱すぎません?
どデカいトラックで移動してたり飲食店にいるクルエラを捕まえられないのはどうかと思いました笑
もちろん捕まったら話しが成り立たないんですけどね!

目が覚めてからラストまでの感想

自分の親がバロネスだと知ってまた絶望に戻りましたね
見てるこっちも悲しくなりましたが、共通点は多くあるので納得感はありました

ここからのさらなる復讐劇もみごたえがありましたね
母が落とされたその場所での復讐

ただ自分から手を下すのではなく警察に捕らえさせて社会的に葬るだけというのは、エステラとしての良心にも感じました

このあと101匹わんちゃんのストーリーに続きますが、僕としては正直少し違和感がありました

なぜなら本作のクルエラはダルメシアンを傷つけて毛皮を剥ぎ取るような人物には思えなかったからです
実際ダルメシアンをアジトに誘拐したときも傷つけず、白黒のぶち柄から着想を得て自分の衣装もぶち柄にペイントしただけでした

そのあと本物の毛皮が欲しくなったのかもしれませんが、憎きバロネスのことも物理的にすら攻撃しなかったクルエラがそんなことするかな?
と少し疑問が残っています

とはいえ大満足の内容でした!
ぼくが子供の頃に恐れおののいていた人物がこんな半生をすごしていたと知ることができてとても嬉しい気持ちです!

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おわりに

さていかがだったでしょうか!
少し長くなりましたがこれで感想はおわりです!

ぼくとしてはディズニーの実写映画の中でもトップクラスの評価です!

ディズニーで悪役にフォーカスしたのはマレフィセントくらいなので、こういったスピンオフはまだまだ新鮮ですね
今後はもっと増えていくんじゃないかと思っています
実際、アベンジャーズのロキ、スターウォーズのボバフェットを題材としたスピンオフも発表されていますしね

今後がもっと楽しみになる作品でした!

では!

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